1学期に自分で作ったコンポストを使って、2学期に野菜を栽培してみましょう。その方法を紹介します。
1.容器の準備
※畑で栽培する場合は不要です。→「2.土の準備」へ
【材質】
・プラスチック容器
・ビニール袋:栽培期間が2か月以上になる場合は厚み0.08mm以上がおすすめ
【大きさ】
作る野菜の大きさに合わせて選びます。
次の面積(広さ)があれば、どうにか1個は作れると思います。
・ハツカダイコン
☞5㎝ × 5㎝(500mlペットボトルなど)
・コマツナ、ホウレンソウ、リーフレタス
☞10㎝ × 10㎝
・カブ
☞15㎝ × 15㎝
・ミニダイコン
☞20㎝ × 20㎝(アサガオポットくらい)
☞深さが必要です。
・ダイコン
☞25㎝ × 25㎝
☞深さが必要です。
・ハクサイ、キャベツ
☞25㎝ × 25㎝
・ブロッコリー
☞30㎝ × 30㎝
2.土の準備
※花壇や畑の土がおすすめです。
※花などを育て終わったプランターの土も使えます。
※砂や火山灰だと難しいかもしれません。成長が悪いかもしれません。
(1)石や枝や根っこなど大きなものを取り除く
根の成長が邪魔されないように。
(2)「土8:コンポスト2」の割合で混ぜる
このコンポストを混ぜる割合(量)は、次のように作ったコンポストを基準にしています。
☞基準のコンポスト:「容器10L、土5L」のコンポスターを使って、生ごみをお玉1杯×週2回の合計8~15回程度投入し、その後1か月以上たったもの
※コンポストを混ぜる割合は、投入した生ごみの量などを参考に自分なりに試してみましょう。
☞例えば、生ごみの量が少なければ、肥料分も少ないので、コンポストの量を増やす。
【例】
・500mlペットボトルを加工した容器(土量300ml)
☞土240ml + コンポスト60ml
・アサガオポット(土量3.6L)
☞土3L + コンポスト0.6L
☞ハツカダイコンなら4~5個体
☞コマツナ・ホウレンソウなら2~3個体
☞リーフレタス・カブなら1~2個体
・プランター20㎝ × 40㎝ × 深さ15cm(土量10L)
☞土8L + コンポスト2L
☞ハツカダイコンなら12~16個体
☞コマツナ・ホウレンソウ・リーフレタス・カブなら3~4個体
・ビニール袋 横320mm×縦380mm×厚0.08mm(土量5L)
☞土4L + コンポスト1L
☞カブ、コマツナ、ホウレンソウ、リーフレタスなら1個体
・ビニール袋 横320mm×縦450mm×厚0.08mm(土量10L)
☞土8L + コンポスト2L
☞ミニダイコン・結球レタス・キャベツ・ハクサイなら1個体
・肥料袋、ビニール袋 横500mm×縦750mm(土量20L)
☞土16L + コンポスト4L
☞ダイコン・サツマイモなら1個体
3.種まき~
【例】ミニダイコン(葉根っ子)
期間 :9月~11月種まき(鹿児島県の場合),約3か月
栽培容器:厚手のビニール袋(320mm×450mm×厚0.08mm,袋下部に6mm穴20ヶ所)
種まき :中心部に3~4粒、1cm間隔
間引き :1ヶ月後くらい、本葉4~6枚、ハサミで切る
害虫防除:捕殺、網(1mm~数mm網目)を直接かぶせるのがおすすめ
収穫 :葉が横に広がった頃、軽く掘って確認