コンポストに入れた生ごみは、本当に肥料になったのでしょうか?また、栽培するときには、コンポストをどれくらい混ぜればよいのでしょうか?このページでは、肥料になったかどうかを確かめる方法と、栽培する時に使う量を確かめる方法を紹介します。
1.基本原理(きほんげんり)
【肥料になったかどうか】
①次のA)とB)の方法で作物を栽培します。
A)土だけで栽培
B)土にコンポストを混ぜて栽培
②植物の生長をA)とB)で比べて、B)の方が良ければ、肥料になっていると考えられます。
【栽培するときに使う量】
①次のA)~E)の方法で作物を栽培します。
A)土だけで栽培
B)土とコンポストを3:1で混ぜて栽培
C)土とコンポストを2:2で混ぜて栽培
D)土とコンポストを1:3で混ぜて栽培
E)コンポストだけで栽培
②もっとも成長の良いものが、栽培するときに使うコンポストの量だということがわかります。
2.実験の準備
・コンポスト
・ポリポット3~4号
・新聞紙:ポリポットの底にしくため
・ビニール袋(混ぜるよう)
・赤玉土(細粒)
・トレイ:水や土がこぼれても汚れない
・ラベル
・マジック
・じょうろ:ペットボトルの先につけるはす口が便利
3.種まき~
【例】ミニダイコン(葉根っ子)
期間 :9月~11月種まき(鹿児島県の場合),約3か月
栽培容器:厚手のビニール袋(320mm×450mm×厚0.08mm,袋下部に6mm穴20ヶ所)
種まき :中心部に3~4粒、1cm間隔
間引き :1ヶ月後くらい、本葉4~6枚、ハサミで切る
害虫防除:捕殺、網(1mm~数mm網目)を直接かぶせるのがおすすめ
収穫 :葉が横に広がった頃、軽く掘って確認